空の巣をまもっています

帰ってきたときに、いつでも、いつもの”おかえり”を言いたくて

映画「あの子は貴族」日本の階級を再認識

人気の小説を映画化した門脇麦さんと水原希子さんの
「あの子は貴族」をNetflixで観ました


門脇麦さんが「貴族」?
もうびっくりです
だって「闇金ウシジマくん」で
ホストにハマってどんどん堕ちていく薄幸の役が
とてもはまっていた女優さんです
それが最上級のセレブ役って?。。。
と、思っていましたが
女優さんてすごいですね
本当に日本の「貴族」でした


直近では「リバーサル オーケストラ」でも
気弱な天才バイオリニストとして
演技していないように見えます
主役を張るようになって
出世したなぁ。。。などと近所のおばちゃんみたいに
成長を見守っている、大好きな女優さんです


水原希子さんは
はすっぱな成り上がりのイメージでしたが
むしろまじめで一生懸命生きている
現代の地方出身の普通の女性の役


彼女はほとんどテレビドラマには出演されませんし
モデルという肩書きのせいなのか
等身大の役がとても上手だと思うのに
演技力があまり目立たないので残念です


「あの子は貴族」に戻って
水原さんの役は
同じ地方出身のわたしとしては
とても共感できる役柄でした


それに東京のさまざまな贅沢なロケーション
眼福でした


「外部から見たわかりやすい東京」
というセリフ
今なら理解できる
でも、あの頃はわかっていなかったなぁ。
「わかりやすい東京」が全てだったなぁ。と
しみじみと懐かしく感じました


そして高良健吾さん
ナイスガイなのに
ビミョーに残念な感じや
お坊っちゃまの切ない人生観が
上手に溢れていました


若いから仕方ないのか
もう少し
お互いに寄り添えることってできなかったのかな?
と、ちょっと思ってしまいます、おばさんは


日本に階級なんてない
と思っている方がいらっしゃるかもしれません
いいえ
めちゃめちゃ存在します


階級が違うから(地方出身の庶民だから)と言う理由で
仲の良かったセレブの先輩の結婚式に
招待されなかったことも何回かあります
「本当は一番招待したかったけど、仕方ないの。ごめんね」
と嫌味ゼロで素直に言われました笑


その時は悲しかったけど
今ならわかります
招待されなくてホントに良かった〜って!