空の巣をまもっています

帰ってきたときに、いつでも、いつもの”おかえり”を言いたくて

“古見さんはコミュ症です”で心を開いて

NHKの“古見さんはコミュ症です”を観ていました。
繊細で優しくて恥ずかしがり屋で不器用な登場人物たちのドラマでした。
(今はTV東京でアニメ版を放送しているようです)


コミュ症というより超シャイで“場面緘黙”と思われる古見さんが、
高校デビュー?で只野くんと知り合って、
友達を作って増やしていき、
自分も話せるようになっていく。という展開。


特に好きだったのは、
ヤマンバメイクで自分を武装していた万波木さん。
むしろヒロインは古見さんではなくて、万波木さんなのでは?
と思うほど、心の動きが丁寧に描かれていました。
一緒にハラハラドキドキしたり、
ほんわかしたり、涙したりしました。


みんな、それぞれの葛藤があって、
うまく自分を表現できなくて、
自己嫌悪の中でもがいていました。
わけもわからないまま傷ついたり、傷つけたり。


それは、みんな同じ。


高校生の頃、
ドラマみたいにわかりやすい青春では無かったけれど。
その頃は、全く気づいていなかったけれど。
みんなきっと、登場人物たちのように
繊細で、優しくて、恥ずかしがり屋で、
不器用な人たちだったのだろうな。


あの頃に戻って、あの頃知り合った人たち全部に
ごめんなさいとありがとうを言いたいです。


そして今、きっと大人も同じ。
人はみんな繊細で、優しくて、恥ずかしがり屋で
不器用な人たちばかりなのでしょう。
だから誰にでも、心を開いて接していきたい。
とても難しいけれど。