空の巣をまもっています

帰ってきたときに、いつでも、いつもの”おかえり”を言いたくて

“スナックキズツキ”丘みつ子さんの美しい笑顔に涙

テレビドラマ“スナックキズツキ”で、毎回じんわりしています。
録画視聴のため、周回遅れの感想です、すみません。


いつも癒されますが、
特に前回の西田尚美さんのあたりから
主人公を自分に投影してしまうようになりました。
西田尚美さんの大学受験時の子どもを抱える孤独な母親も
もう、わかりみが深すぎて泣きましたが、
今回の丘みつ子さんの抑えた演技とシャンソンも
本当にすばらしかったです。


丘みつ子さんが演じるヨシ子さん
私の母親と、今の私を体現しているようで
身につまされる思いで観ました。


親離れした子どもたちに
自分の時間を楽しむように促されている老母。
何もかも犠牲にして、
ずっと子どもや家族のために尽くして生きてきたのに
今さら、何をしたらいいのか何をしたいのか。
人生を否定された気分。
しかも苦楽を共にした夫はもういない。


そんな疲れた冴えない風情のヨシ子さんが
昔、好きだったシャンソンを思い出し、
おずおずと歌い出してから、
いきいきとした表情になり
だんだんと笑顔を取り戻していく様子が
とても美しくて
いつの間にか涙してしまいました。
いろいろと思いが巡るのですが
言葉にならないので、ここで終わります。
今の気持ちをずっと忘れずにいたいのですが、
日々の生活の中で消えていくのかもしれません。


次回も楽しみ。
ずっとずうっと続いてほしいドラマです。