空の巣をまもっています

帰ってきたときに、いつでも、いつもの”おかえり”を言いたくて

自宅療養で悩んだこと

退院できたことはとても嬉しいことでしたが
抵抗力が落ちている夫を
健康(健康な状態ではないのだけど)なまま
生活してもらうにはどうしたらいいか
気を遣いました


まずは室温
病院はかなり暖かいです
わたしは寒がりで
滅多に汗をかかない人間ですが
面会のたびに汗をかいていました
外に比べて暖かすぎるのです


自宅でこの温度をどの部屋も維持するのは
ちょっと難しいことでした
リビングや寝室だけならできるとしても
トイレも洗面所も廊下も24時間同じ温度はムリ


これは慣れてもらうしかない
病院ではパジャマ一枚で過ごしていた夫ですが
スウェットやフリースを着てもらい
厚着で対応するしかありません


夫はお気楽で
「そんなに気にしなくても大丈夫!」と
言うのですが
免疫力の低下した病人を預かる身としては
心苦しいところです


夫が少しでも薄着でいると
「カーディガンを羽織って!」とか
「寒くなくても一枚多めに着てよ」とか
薄着警察になってしまいました


タオルやリネン類はできるだけ別々に使用し
毎日全部取り替えて洗濯(まあこれはいつものことですが)


食事は
食材は自然のもの、無添加のものを
冷蔵庫にたくさん入れておいて
朝、昼は夫自身で準備
夕食はわたしが準備するという感じにしました


平日はわたしが出勤するので
わたしが夫の分を準備するのは難しいからです
無理すれば準備できますが
きっとわたしが倒れてしまう
無理しないで自分でやってもらうことにしました


その方が、夫の筋力維持に繋がるし
「しなければいけない」という仕事があった方が
いいと思ったからです
夫も快く承諾して
楽しく工夫して作っているようです


ただし、それらの食材を切らさないように
気をつけながら購入するのは割と面倒だし重いし
仕事帰りに買い物するので肩こりになりました


しかも朝昼は夫は好きなものを食べているため
栄養は度外視です
とにかく体重を増やしてもらいたいので
あれこれと口出しするのはがまんです


せめて夕食をバランスよく野菜多めに
塩分に気をつけつつ
高タンパク高カロリーを意識して
献立を考えるのは
今まで一人で気楽に暮らしていた
わたしには
慣れるまでちょっと気の重い仕事です


また高タンパクはいいのですが
高カロリーの食生活のため
一緒に食事しているうちに
わたしはせっかく痩せたのに(?)
また体重が戻ってしまいました
でも体力維持のため、ある程度の体重維持も必要かな?
と自分に言い訳しています


やっと退院できました

抗がん剤治療2回目が終わり
年末年始の連休が過ぎて
来週には3回目の治療をするタイミングになりました


ようやくその週末に退院することが決まり
退院することができました


抗生剤の点滴はずっと続いていましたが
これからは飲み薬で対応してみるとのこと
この抗生剤はよく効いていて
発熱はほとんどないため
大丈夫でしょうということでした


元々は3週間の予定だった入院生活
まさかその2倍の日数になるとは思いませんでした


最初の退院に比べて
元気な姿で退院できることができて
本当に嬉しかったです


そして来週は
外来通院での抗がん剤治療3回目が待っています

抗がん剤治療2回目後のようす

2回目の治療を終えた後
点滴はそのままでしたが
発熱がおさまりました
(抗生剤の種類を変えたらしい)
それと
本人が自覚する副作用があまり見られませんでした


食欲がない
なんだかやる気が起きない
歯磨きとかするとウッとなる
あちこちが痒い
眠れない(ような気がする)
等の訴えがないのです


前回の副作用を踏まえて
副作用の覚悟をしていたようですが
平熱に戻ったこともあって
とても楽になったようです


これは
抗がん剤が効いているのか
体が抗がん剤に慣れたのか
ちょっと不安な気持ちもあるのですが
発熱が止まったのは
抗生剤が効いているのかもしれませんが
抗がん剤が虫垂に影響していることは
多分間違いありません
ということは
効果あったのだよね?と信じたい


食欲が出てきて
体重が増えてきました
以前の体重にはほど遠いのですが
この調子なら
正月年始の連休が明けてしばらくしたら
退院できるかもだね
と、二人で話しました