空の巣をまもっています

帰ってきたときに、いつでも、いつもの”おかえり”を言いたくて

ドラマ”東京放置食堂”の女主人に自分を重ねてしまう

深夜テレビのドラマ”東京放置食堂”を観ています。
片桐はいりさんは大好きな女優さんです。


映画”かもめ食堂”の時もいい味を出していましたが
このドラマでは、演技なのか彼女の素なのか、
凄みを感じます。


ストーリーは割愛しますが、
基本的に1回1ゲストで完結します。
ほっこり系なのかと思っていましたが
もっと深いもの(うまく表現できませんが)を感じます。


はいりさんも主人公も私と同世代。
容姿や経済力やいろいろな価値観は、もはや関係ないこと。
歳を重ねるということ、
時間を戻すことはできない。
何かをあきらめて、何かを見つけるということ。
今はどん底かもしれないけど、
そんなに悪いことばかりじゃないよ、ってこと。


大島名物「くさい。おいしい。」くさやを
黙って差し出す女主人(はいりさん)の毅然とした姿に
私もこうありたい、でも
ありたくない(人生の絶望を経験したくない)...と、
自分を重ねて考え込んでしまいます。