空の巣をまもっています

帰ってきたときに、いつでも、いつもの”おかえり”を言いたくて

仕事とお見舞い

これを書いている時点で
夫の最初の入院から3ヶ月
仕事とお見舞いの両立は
けっこう大変です


電車の往復でちょうど500円くらい
駅から徒歩12分くらいの距離の病院で
首都圏では
かなり好条件の立地です
ありがたいと思わなくてはいけません


ですが


最初は仕事が終わって夕方
毎日面会に行っていましたが
体力が続きませんでした


今は大体
一日おきに行っています
それでも
しんどいな、と思います


初めの虫垂炎疑惑の時は
お腹の病気ということで
食べ物の差し入れはしなかったので
交通費だけの出費でしたが


血液のがんとわかってからは
何を食べてもいいよ、と言われたので
夫が食べたい食料品を購入して運んでいます
無添加で自然のものを選んでいます
その食料品もけっこうな出費です
そして
それらを探し、購入し、運ぶのも
時間がかかるし重労働です


わたしもつらいのに
夫の前では泣き言が言えません


明るくニコニコと平常の元気なわたしで
接するのは疲れます


夫もやせ細っていましたが
わたしも、疲れ切って痩せてしまいました
(元が元なので外見ではわからないかもしれません)


いつかは
退院して治療を継続することになるだろうけど
(病院としてはいつまでも入院させておくことができないようです)
夫は何よりも退院して自宅に帰りたいと
望んでいるけど
その時に
夫を元気付けつつ
ケアしていける自信がありません
今でさえクタクタですが
それでも
このままでいいからずっと入院していて欲しい自分がいます


わたしが疲れて倒れてはいけないから
強い気持ちでいなくてはいけない
そう思うこと自体良くないと
(燃え尽きてしまうから)
分かっているのですが
結局自分を奮い立たせるしかありません


職場の上司には
事情を説明し
緊急時には迷惑をかけるかもと報告し
早め早めの仕事を心がけています


職場の同僚には伝えていません
同情されて気を遣われるのが嫌だからです
職場では
たわいのない話で笑ったりできるのが救いです
この病気から離れて過ごすひとときが
ありがたいです


仕事があってよかった
職場というもう一つの
わたしの拠り所があって
本当に良かったと思っています