空の巣をまもっています

帰ってきたときに、いつでも、いつもの”おかえり”を言いたくて

母からもらった薄布のハンカチ

田舎に住む母は、終活を始めています。
で、捨てるに捨てられないものを
帰省するたびに分けてくれます。


それらの中に
昔流行した、薄布(ローン)素材のハンカチがあります。
月ごとにハンカチを送ってもらうシステムの通信販売を
若い頃に何年も続けていたらしく
いまだに未使用のハンカチが何十枚もありました。


大柄の花柄とか、
デコラティブなレースがあしらってあるものとか
「懐かしいー!」
あったあった、昔はこれ使ってたよね。


しかし今はそれを使用している方を
見かけることはほとんどありません。
すぐにビチョビチョに濡れてしまうから、
機能性はタオルハンカチに完全敗北です。
おしゃれとしての使い道は、最近ありません。


ですが全部貰ってきました。
終活する気になった母に全面協力です。
とにかく使いまくろうと思いました。
使い古したなら、その後捨てることになっても心が痛みませんから。


うっすーい布のハンカチ、意外と便利です。
ポケットに入れても膨らまないので目立ちません。
かさばらないので、何枚もバッグに入れておき
濡れたら交換します。
洗濯するとすぐ乾くし、場所をとりません。
何しろたくさん在庫があるのでバンバン使えます。


それに、常にポケットの中で
母が応援してくれてるような気がします。