空の巣をまもっています

帰ってきたときに、いつでも、いつもの”おかえり”を言いたくて

「怒り」は親の育て方のせい?

アンガーマネジメントという
「怒り」をコントロールする考え方の本が
最近よく見られます。


ちょっと前に
それについて書かれた本の一つを読みました
「自分の中の怒り」に関する本でした
読んで、悲しかったので
すぐ手放してしまったため
タイトルや著者を覚えていません


すごく端的にまとめると
怒りの根源は自分の人生の中にある。
つまりどう育てられたか、で
怒りのトリガーの原因になる
と言うことらしいです。


自分の怒りと向き合う時
どんな時にその感情が起こるのか
よく考えてみて


親から受けていた
常にストレスを感じていたそのことが
「怒り」の源となっている


それを知ることが
その感情をコントロールするポイントに
なるとのこと


怒りを抑えるHow toではなくて
根本を知り
その感情をコントロールしていくと言う
考え方でした


その本の内容自体は
理にかなっていると思います
学問的にも事実を述べてるのでしょう
ですが他のことが気になってしまい
肝心の「アンガーマネジメント」が頭に入ってきませんでした


え、それってそれって
なんだかキレイに書かれているけど
100%親のせいって言いたいのかな?


親だって
子育ての他にいろんな事で必死なんだよ
どんなに大切にして、
愛情を持っていたとしても
感情的になることもあるし、
悩みもたくさんあります
たまには(いつも?)不機嫌になってしまうよ


大人の事情だって色々あるし
そもそも親自身だって人間なんだから
カンペキな子育てなんてできないでしょう?


それでも「怒り」という
ネガティブな感情の根源までも
親の育て方が原因って言いたいのかなぁ
そんなこと言われたら
子どもを育てるのが怖くなってしまいます


このごろは、毒親とか親ガチャとか
親の責任を問う簡単でキャッチーな言葉が
氾濫しています
本当にひどい親がいることは
わたしも理解しているつもりです
でも安易になんでも親の責任と片付けていいのでしょうか


わたし自身、
子育てについては後悔と反省ばかりです
責められても仕方ないことがあるかもしれません
でもね


子育ては親育て
といいます
親だって、親になってから
試行錯誤しながら成長するのです


なんでも親のせいにされてしまう風潮だと
親になることを躊躇してしまいそうです
少子化が進むのは
仕方ないような気がしてきました