空の巣をまもっています

帰ってきたときに、いつでも、いつもの”おかえり”を言いたくて

”マミィ”から”わたし”へ(一人称)

子どもたちがほぼ赤ちゃんの頃から、今もずっと
私は”マミィ”と呼ばれています。


私も、自分のことを”マミィ”と名乗って(?)いました。
それが、ごくごく当たり前だったのです。
名前ではありません。
”お母さん”という意味です。


たいていの子どもは、自分のことを名前で呼びます。
なんなら自分の名前に”ちゃん”づけして呼びます。
でも、成長すると自分のことを
”あたし”とか”オレ”と言うようになります。
そうやって、少しずつ子どもの時期を卒業します。
一人称を自分の名前+ちゃんづけするのは
「それはおかしい」と気づく、
あるいは大人に指摘されるからです。


私はどこでその時期を逃したのだろう?


子どもたちが自分のことを”わたし”とか”オレ”と言えるようになっても
自分のことを「マミィはね...。」と話していました。


なぜ、私は子どもたちが成長してもなお”マミィ”だったのだろう?
ずっと”マミィ(お母さん)”と言う名前の幼児だったのかな?
きっと、そうだったのかもしれません。


最近、子どもたちと話していて
はっと気づきました。
「あ、私ったら、自分のことを”わたし”って呼んでる。」って


子どもたちが巣立っていき、
私自身が、やっと”マミィ(お母さん)”を卒業できたのかな?


これからは子ども扱いしないで、大人同士として
彼らと接していかないといけないな、と感じました。