空の巣をまもっています

帰ってきたときに、いつでも、いつもの”おかえり”を言いたくて

勇気をだして注意したけれど

久しぶりに新幹線に乗りました。
繁忙期でもないので、気ままな自由席をチョイス。
たまたま窓側に若い女性が座っている3人席の通路側に座りました。
わたしの荷物は足元に置きました。
真ん中の席には窓側女性のバッグが置いてありました。


そのまま、わたしはうとうとまどろみ。。。。
何駅か過ぎた頃目覚めました。


通路に、ちらほらと立っている方がいます。
空いている席も少なくなっているのでしょう。
わたしの隣の真ん中の席は誰もいません。
だって、まだ窓側女性のバッグがあるから。


「あらあら、そろそろ回収したほうがいいのでは?」
と、おせっかいおばさん=わたしは思います。


不躾ながらちょっと横目で彼女を見たら
ノーマスクでスマホをガン見していました。
おいおい、ここ新幹線内だから、屋外じゃないから。。。
マスクしてよーー。と思いましたが、
わたしがマスクしてるから、まぁいいかと思い直しました。
昨今はマスク着用について色々と議論されているので
安易にマスク警察みたいな行動をとれません。


ターミナル駅に到着しました。
たくさんの乗客が乗り込んできましたが
窓側女性は、真ん中席のバッグを回収する気配はありません。
わたしは、意味もなくドキドキします。
通路側に座ってるから、
入ってきた乗客がチラリとわたしの隣の席を見るのがわかります。
「わたしのバッグじゃないからね、わたしのは足元にあるからね、
わたしじゃありませんから〜!」と言いたい。


とうとうわたしの席の通路で立ってる方が何人かになりました。
わたしは、無い勇気を振り絞って、彼女に進言することにしました。


「あの。。。立ってる方がたくさんいらっしゃるのですが。。。」
注意というより状況をオドオドと説明しただけでした〜。


意外と、彼女はすぐにバッグを回収して、席を空けてくれました。
(当たり前のことなんですけどね)
ほんとに、気づいていなかったのかもしれません。


早速、大柄なサラリーマンが真ん中に座りました。
が、問題はその直後です。


彼女は
停車駅でもないのに荷物を持って立ち去ってしまったのです。
その席には他のサラリーマンが座りました。


彼女、気分を害したのかな?
とにかく、なんだかとても複雑な気持ちになりました。


わたしが注意したことは正しいことだったのかな?
保身のための独善的な行動だったかも?
注意することは、とても勇気が必要だったけど
これって、そもそも必要なことだったの?
わたしじゃなくても、
座りたい乗客が言えばいいことだったのでは?.....


すごくがんばって声をかけたけど、
独りよがりだったのかもと、後悔しています。
でも
注意していなかったら、それはそれで後悔していたに違いありません。


大好きな新幹線に、
久しぶりに乗ったのに
後味の悪いショートトリップでした。