空の巣をまもっています

帰ってきたときに、いつでも、いつもの”おかえり”を言いたくて

「梨泰院クラス」と「風と共に去りぬ」のヒロインたち

テレビドラマの「六本木クラス」が佳境です。
その原作の「梨泰院クラス」をNetflixでおさらいしました。
(元々観ていたドラマをもう一度じっくり鑑賞)


1度目はストーリーに追われて気づきませんでしたが、じっくり視聴したら
ある事に気づきました。
ヒロインの一人イソ(葵)役の方が
浅田真央さんによく似てるなー、ということ。(そこかい?)
そう思ったら真央さんにしか見えなくなって、ついつい応援してしまいました〜。
この役は「新しいヒロイン像」として話題になったヒロインです。
「六本木クラス」では平手 友梨奈さんが演じています。


ところで
ほんとうに「新しいヒロイン」なのでしょうか。


わたしは「風と共に去りぬ」のスカーレットとメラニーの
二人のヒロインと同じように感じます。
「新しい」というより「古典的」な、
能動的と受動的なふたつのタイプです。
二人ともとても魅力的です。


今さら説明するのもなんですが、ざっくり分けると
スカーレットは、誇り高く、性格に難があるけど、とにかく行動力があります。
自ら運命や周りを切り拓いていくタイプ。
メラニーは、常に受け身で忍耐強く健気で清楚、全てを受け入れる度量もあります。
「置かれた場所で咲きなさい」を地でいくタイプ。


これ、まんま「梨泰院クラス(六本木クラス)」の二人のヒロインに置き換わります。
ですが少し現代的にアレンジされていて


イソ(葵)はスカーレット。
スカーレットより現代的なところは、
ヒーローの夢を「わたしが叶えてあげる」と決意して失敗しながらも実行していきます。
とてもクレバーで理知的、全くブレがありません。
そして本人もどんどん変化し、挫折を経験する中で成長していきます。


スア(優香)はメラニー。
彼が迎えにくるその日をずっと待っています。
彼女はずっと変わらない。
儚く耐えてる姿が切なくて魅力的ないわゆるヒロインタイプ。
スアはそれだけではなく、スカーレットに近い部分もあります。


やっぱり、このわかりやすいふたつが永遠のヒロインなのでしょう。
そして現代的にアレンジされて、より親しみやすくなっています。
という、ど素人の考察でした。


わたしは、若い頃は断然スカーレット派。
結婚してからは、穏やかながら本当は強くしなやかなメラニー派。
そして今は、もう一度やり直せるなら、やはりスカーレットになれたらなぁと思います。
憧れのヒロイン像は時とともに変わりました。


「梨泰院クラス」に惹かれてしまうのは、
登場人物みんながそれぞれに真剣に、必死に生きているからです。
嫌なヤツもゆるいキャラもみんなたった一つの人生を、それぞれに
一生懸命に生きているところが好きです。


「六本木クラス」もそれを踏襲しているし、
日本版として六本木や日本の風景や料理も親近感があり、今後の展開が楽しみです。