空の巣をまもっています

帰ってきたときに、いつでも、いつもの”おかえり”を言いたくて

「青天を衝け」は珍しく一年間続けて観た大河ドラマ

NHKの大河ドラマは、始まる前と直後にすごい勢いで番宣します。
それにつられてミーハーな私は、いつも1月中は欠かさず視聴します。


ですが飽きっぽいため、
進捗状況があまりにも遅いと飽きてしまい、
視聴するのを忘れてしまいます。


また主人公が若く、青臭く勢いのある時期(いわゆる青春時代)は
恋愛要素もあったり、試行錯誤や軽い挫折などのエピソードが
華やかで面白味もあるのですが、


中年以降の、いわゆる中間管理職的な状態になってくると
閉塞感と既視感で
途端につまらなくなってしまうという点も理由です。


人の人生って、みんな同じようなものですね。
色々な違いはありますが...。


前々回のいだてんも、前回の麒麟も
そんなこんなで途中で挫折しました。


今年の「青天を衝け」は
江戸から明治の、時代としてアゲアゲということと
経済界の始祖とも言える渋沢様ということで期待も大きかったし、
実際に躍動感あふれるメリハリのあるドラマだったので、
一年間ずっと楽しみました。
渋沢様の一生を見届けることができそうです。


それにしても、渋沢様がイケメン過ぎる。
私の中での彼は、愛嬌たっぷりの人懐こい普通の優しそうなおじさん。
その偉業とブレブレの人生と外見のギャップが欲しかったなぁ。
吉沢亮さんは好きな俳優さんで、演技力があるのはわかっています。
抑えた演技もできるのに、オーラを全面に出し過ぎて
こればかりは、最後まで違和感しかありませんでした。


まあ、渋沢様以外の登場人物も全て
イケメンで揃えていたので、仕方ありません。
あの草薙さんが演じる慶喜様が地味に見えるくらいでしたから。
(草薙さんの、悲壮を全て背負った慶喜はさすがでした)
みなさん、のびのびと楽しそうに演じていたのが気持ちよかったです。


日曜日の夜8時の大河ドラマと、9時からのTBS日曜劇場のおかげで
月曜の朝を、やる気あふれる気持ちで迎えることができました。


来年の大河ドラマは、鎌倉時代とか。
ちょっと複雑な時代ですが、
楽しみです、また一年間継続して視聴したいな。